イヤホン「Westone W30」の折れたステムを接着剤でくっつけました

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Westone のインナーイヤーヘッドホン W30 (WST-W30) のステム(ノズル)部分が、保証期間を過ぎて折れてしまいました。サポートに案内された有償修理は高価だったので断念し、自己責任で接着剤でくっつけてみることにしました。

有償修理は高い

代理店に連絡をとったところ、保証期間外・物理破損のため有償修理となり、 30,000円程度の費用がかかると伺いました。

この製品は、2019年のシリーズ刷新に伴い廃盤となったもので、発売時のメーカーの市場想定価格は39,800円価格コムでの歴代最安値は19,980円です。

選択肢として考えたのが、

  • メーカー有償修理: 30,000円程度 : 金額から想像すると恐らく新品と交換だと思います。保証はつきません。
  • 中古品(片耳だけ)の入手:?円 : 壊れてしまった方の本体だけ入手できたらと考えましたが、市場に見当たりませんでした。音量・音質のバランスが合うか心配です。
  • 中古品(全部)の入手: 20,000円程度 : eイヤホンでは20,000円程度で完動品が販売されていました。壊れていない方の本体が勿体無いです。
  • eイヤホンに修理依頼:?円 : プロに依頼すれば安心と思いましたが、断られてしまいました。
  • DIY: 1,000円〜2,000円程度 : 接着剤の選定から技術まで自分で行うには不安でいっぱいです。

悩みに悩んだ末、 2万〜3万円をかけて保証のない中古品・新品を買うより、 DIYでチャレンジしてみて、最悪ダメならば別の機種に買い替えてしまおうと決めました。

修理前の状態

破損状況はこんな感じです。フェイスプレートはとうに全て割れてしまったので付いていません。

修理前の状態

修理

前置き

筆者はこういう作業に明るい者ではありません。記載の作業は筆者が実際に行ったものですが、すべきでない手順や方法が含まれているかもしれません。

用意したもの

  • コニシ株式会社「アロンアルファプロ用 No.1」(瞬間接着剤)
  • 株式会社アルテコ「アルテコスプレープライマー」(硬化促進剤)

ステムと本体を接着するための接着剤には、瞬間接着剤の「アロンアルファプロ用 No.1」を選びました。固定するための治具などがないため保持する時間が短くて済む瞬間接着剤で、かつ音導管を塞がないよう接着時にはみ出にくい低粘度のもので探しました。

また、接着周辺が白くなるのを防ぐために硬化促進剤も買いました。購入したのは「アルテコスプレープライマー」ですが、買ったお店で唯一取り扱いのあったものです。

作業

  1. 硬化促進剤を本体側の接着面に塗布しました。

この硬化促進剤はスプレータイプですので、噴霧してしまうと本体の穴に入り込んでしまいます。キッチンタオルに噴霧し染み込ませ、それで擦りつけました。

  1. 瞬間接着剤をステム側の接着面に塗布しました。

付属していた先の細いノズルを使ったので難しくありませんでした。液垂れやはみ出しを防ぐため、接着前に軽く拭き取りました。

  1. 接着し、数十秒間押さえつけました。
  2. 風通しのよい場所で、30分程度放置しました。

修理結果

作業後の写真です。

修理後の状態

実は2度目の接着でうまくいき、1度目は失敗してしまいました。

1度目は接着面がずれて隙間ができてしまい、また接着も不十分で数日後に外れてしまいました。音も左右で異なって聞こえ、特に音量が小さく感じました。隙間から音が漏れていたようです。幸い接着面がきれいに外れたので、再接着にトライできました。

2度目の接着では隙間なしにきれいに合わせられたようで、音も左右で変わらず聞くことができました。この辺のテストは、聞き慣れた音源や、周波数を変えながら左右で同じ音を流すと分かりやすいです。これからどれくらいもつのか楽しみです。

2020年2月7日追記: 3ヶ月が経った今でも問題なく使用できています。

2020年10月27日追記: 約1年がたった今日、接着部分が外れてしまいました。次に新しいものを買うまでの応急処置のつもりでしたが、意外ともったものです。接着面は1年前と変わらないように見え、表面の凹凸も合いそうでしたので、再接着してみました。次はどれくらいもつのか楽しみです。