iPad Pro 12.9 (第5世代)のディスプレイが壊れたので交換してもらった

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TL;DR

買ったばかりの iPad Pro 12.9 のディスプレイが壊れてしまいました。具体的な症状は画面中央部に小さな点が現れたというもので、 Apple Store に持ち込むとバックライトの破損とのことでした。対応は本体の交換で、保証期間内のため費用はかかりませんでした。

症状

休みの日に朝から Netflix を見ていて、画面中央部に小さな黒い点があることに気が付きました。はじめはドット欠けを疑いましたが、表示色を変えても見た目に変化のないことから、埃の侵入またはバックライトの破損のようです。貼っていたガラスフィルムを剥がしても無駄で、フィルムと本体との間に埃を閉じ込めてしまっているわけでもありませんでした。

1ピクセル程度の小さなものでしたが、一度気になってしまうともうだめで、映画どころではなくなってしまいました。この iPad を購入したのも、きれいなディスプレイ目当てでしたし。

Apple Store にて交換

しばらく悩んで、 Apple Support から最寄りの Apple Store を予約しました。 15時頃の予約でしたが、運良く当日中(16:30くらい)の枠を取ることができました。実店舗は新型コロナウイルス感染症の感染拡大のためにしばらく休業していましたが、今は対策のうえ営業しているそうです(「Apple Storeの営業再開に向けた方針」)。実際に、人数制限や距離確保などきちんと徹底している印象でした。

案内されたスタッフに症状を伝えると、何やら診断を始め、確かにバックライトの不具合であるとのことでした。この機種はディスプレイのみの交換ができず本体の交換対応となること、店舗に交換用の在庫があったことから、その場での交換対応となりました。なお、保証期間内のため費用はかかりませんでした。

おわりに

ここまでの対応に不満はなく、むしろ迅速な交換対応に満足しています。しかし、2点気になる点があるので、それらを挙げて記事を終わります。

Apple Care+ は必須かも

1点目は、迅速な交換には満足していますが、そもそものバックライトの破損自体が好ましくないということです。手元に届いて約2ヶ月しか経っていませんし、その間に外へ持ち出したり大きな衝撃を加えたりということはしていません。今回の原因が外部要因なのか、単に製造時の不具合があとから露見しただけなのかはわかりませんが、今後も発生するかもしれないと考えるとゾッとします。今回は保証期間内ということで無償対応でしたが、保証期間外に修理となると高額な費用がかかってしまいます。 Apple Store でも勧められたことですが、 Apple Care+ の加入・延長をするのが安心だと思いました。

本体交換時にクイックスタートさせてくれない

2点目は大した内容ではなく、気になったので書いておく程度のものです。 iPhone や iPad にはクイックスタートという機能があり、新旧のデバイスを重ねることでデバイス間の設定の移行を素早く行うことができます。これを使わない場合には初期設定を手動で行う必要があるため、すこし手間と時間がかかります。今回の交換対応でもこの機能が使えるものと考えていたのですが、 Apple の奇妙な制約によって許可されませんでした。

その制約とは、旧デバイスを Apple に渡したあとでないと新デバイスを受け取ることができないというものです。ユーザが両デバイスを同時に所持している状態は許されないそうで、旧デバイスを初期化したあとに新デバイスを手動で設定する必要がありました。初期設定だけなので大した手間ではないのですが、同じテーブルの上に新旧2デバイスが並んでいるのに、と少しモヤモヤした点でした。