正面

クロノトウキョウから、セクターダイヤルに黄色いカラーが印象的な腕時計「34mm No. 4 Persimmon (Ref. C034H)」を購入しました。

これは何?

クロノトウキョウから今年3月に発表された「34mm」シリーズの新作の腕時計です。

クロノトウキョウは日本の独立時計師である浅岡肇氏による腕時計ブランドのひとつです。氏のハンドメイドウォッチを展開する HAJIME ASAOKA TOKYO JAPAN に対し、そのセカンドラインブランドとして浅岡氏の日常使いの腕時計をコンセプトとした実用的な製品を展開しています。

今回の製品は、昨年2022年に発表された「34mm」シリーズの新しいバリエーションです。文字盤のデザインとカラーリングの異なる4種類が発表されました。筆者は4種類のうち、セクターダイヤルデザインに黄色のカラーリングが採用された「No. 4 Persimmon (Ref. C034H)」を購入しました。

購入には、日本居住者向けに青山サロンにて受け付けられていた特別抽選枠を利用しました。抽選の申し込みから受取りまでについてはこちらの記事をご覧ください。

所感

まずは小ぶりなサイズ感とダイヤル外周のイエローが印象に残ります。

名前にもある 34 mm のケース径は、現代の腕時計にしてはかなり小ぶりです。自身の腕が細いこともあり、個人的にはけっこう好きなサイズ感なのですが、現行品としてはなかなか選択肢がありませんので嬉しいですね。ケース形状はクロノトウキョウの他モデルとも通底した雰囲気で、それに加えて、ベゼル部分に階段状の段差を設けたステップドベゼルが採用されています。 1930~40年代の腕時計に見られた意匠だそうです。

ダイヤルの黄色は目立ちすぎず、ほどよいアクセントとなる印象です。メディア掲載されている公式画像のなかではもう少し鮮やかな印象でしたが、もうすこしくすんだような色をしています。文字盤はベースの白色・外周の黄色・ロゴとインデックスの黒色の3色で構成され、きれいな印刷と色のコントラストで視認性がいいです。ボンベダイヤルが採用され、わずかに中央から外周にかけてカーブがかった形状をしています。

サイズとダイヤルの次に印象深いのは青い針です。光が当たるときらりと輝き、そうでないときは黒く見えておとなしいです。分針と秒針は先が曲げられ、ボンベダイヤルと風防のカーブに沿うようになっています。

サファイアガラス製の風防はボックス型です。風防の外周部への落ち込みと、上で述べたケースのステップドベゼルがきれいに繋がり、全体の一体感がつくられている印象です。青山サロンに訪問時に教えてもらったことには、昨年モデルと比べて風防の無反射コーティングが改善され、青みを抑え透過率を高めることができたとのことでした。

ケースバックはヘアライン仕上げにエッジングによる刻印が施されています。 浅岡氏のツイートによれば、汗のベタつきを抑え装着感を良くする効果があるそうです。

付属のベルトは黒いカーフレザーに白いステッチが施されたものが採用されています。昨年モデルではバリエーションごとに違う色のものが付属していましたが、今年のモデルはどのバリエーションでも同じものです。着けはじめでもやわらかく、腕馴染みがいい印象です。

その他、スペックは次の通りです。

  • ケース:直径 34 mm x 厚 9 mm
  • ラグ幅:18 mm
  • 風防:サファイアガラス。ボックス型。無反射コーティングあり。
  • 蓄光:あり
  • ムーブメント:Miyota 90S5。
  • 防水:あり。5気圧。

手に入れられる場所

青山サロンで事前抽選枠(3月2日~7日)および公式ホームページ(3月10日23時発売)から購入ができました。現在はすべてのモデルで完売となっています。

筆者は前者の事前抽選枠を利用しました。抽選申込みから受取りまではこちらの記事をご覧ください。

その他

  • 購入金額:165,000円
  • スケジュール:
    • 2023年3月3日:青山サロンにて予約抽選申込み。詳細はこちら
    • 2023年3月8日:予約枠当選通知。
    • 2023年3月9日:支払い。
    • 2023年4月7日:受渡し開始通知。
    • 2023年4月8日:受取り。
    • 2023年4月9日~11日:開梱・撮影・執筆。